Archive for 2月, 2016

論語の教え(その十六)

2月 1st, 2016 Posted in 論語 | no comment »

己(おのれ)に克(か)ちて
礼(れい)に復(かえ)るを仁(じん)と為(な)す

「自分のわがままな欲望に打ち克ち、礼に従って行動する事が、仁を行なっている事になる。」と孔子は言います。
礼は、人を尊敬し、人を思いやる心が形になって表れたものです。
尊敬の心は忠(ちゅう)であり、思いやりの心は恕(じょ)ですから、忠(ちゅう)と恕(じょ)は「仁」の心の基本である事を考えると、礼と仁は表面と内面の関係と言えます。
孔子はこの後で、「礼に非(あら)ざれば視ること勿(な)かれ、礼に非(あら)ざれば聴くこと勿(な)かれ、礼に非(あら)ざれば言うこと勿(な)かれ、礼に非(あら)ざれば動くこと勿(な)かれ。」と教えてます。
各地の庚申(こうしん)塚や、日光東照宮の陽明門にある、「見ざる・聞かざる・言わざる」の猿の彫物は、無礼な事に慣れ親しまないように、三猿(さんざる)の姿で処世術を示したものです。
短歌は、「心の花」鎌倉歌会代表の後藤秀彦氏にお願いしました。
俗世間にあっても、心は常に、蓮の花のように清々(すがすが)しくありたいという意(こころ)を詠(よ)んだものです。
毛薑・斎田麗華
文・佐藤敏彦
論語の教えを広める会
鎌倉論語会館内